人材育成指針
人材育成指針
- 1.人材育成指針の位置づけ
この指針は、第5次中期経営計画戦略1に掲げる人材育成方針を具現化するため、策定するものです。 - 2.目指すべき人材像
私たちは、常に「ご利用者の笑顔と幸せ」を最大にすることを目標に仕事に取り組みます。
この実現のため、ご利用者に「思いやり」をもって接することはもちろん、一人ひとりがご利用者の視点で「能力」をみがくことに前向きに取り組みます。
また、人としての「礼節」や倫理観をもって「正しく判断する力」を身に付けるとともに、経費最小、効果最大といった「経営感覚」をみがきます。
職場では、様々な課題に対して仲間同士で「助け合い、励まし合い」ながら、チームで対処する「和の力」を養い、魅力あるサービスを提供します。
【私たちの心がけ5ヶ条】
① 「すべてはご利用者のために」から発想し、行動します
② 個の能力をみがきます
③ ものごとを前向きに考え、正しく行動します
④ 経費最小、効果最大の経営感覚をみがきます
⑤ 仲間と助け合い、励まし合う職場をつくります
- 3.地域福祉に貢献する人づくり
社会福祉法人は、その公益性から、地域の福祉向上に貢献する責務があります。
職員一人ひとりが地域で支援を必要とする方々に対して「利他の心」をもち、法人が有する施設や機能、一人ひとりが有する資格・スキル、あらゆる資源を活用し、さまざまな人や団体等と「つながり」をもち、地域福祉の向上に貢献する人材育成に努めます。 - 4.仕事・人生の成果を最大限に高める
一人ひとりの仕事は、技術を磨き、知識を増やすなど「能力」をみがくことが基本となりますが、「やる気」と「熱意」をもって努力することでより高い成果へとつながります。
それはともすれば、前向きな姿勢であるか、人間として倫理観をもった正しい行いかどうかなど、「考え方」によって成果は大きくプラスにもマイナスにも振れることになります。
つまり、“仕事・人生の成果=能力×熱意×考え方”という方程式で表すことができるのです。
ここで言う「仕事・人生の成果」とは、経営上の利益だけではなく、「私たちの心がけ5ヶ条」を実践し、ご利用者やご家族、周囲の方々から喜びや感謝をいただくこと、人間として正しく成長することです。
時に苦悩や試練を乗り越え、喜びや感謝をいただくことにより、一人ひとりの仕事にやる気と満足感が生まれ、さらなる研さんを積むことで、仕事・人生の成果はより大きなものとなっていきます。 - 5.リーダーの役割
リーダーとは、「ご利用者の皆様の笑顔と幸せの最大化」のための目標を掲げ、能力向上や熱意、積極志向の考え方を自ら取り入れ、常に職員の成長を願い、適切に導くことが重要な役割です。
職員の仕事の成果を日々高みに導くスキルを身に付け、さまざまな情報や課題を常に職員と共有し、チームとして助け合い、対処していくことが求められます。
その積み重ねが「感謝、感動、希望」の職場へとつながり、一つひとつ石垣を積み上げるような強固な「信用」を築くことが、法人の持続的な発展につながっていきます。 - 6.人材育成の取組みの考え方
① 3M(ムダ・ムリ・ムラ)の削減による業務の明確化と役割分担
② 5S(接遇・整理・整頓・清掃・躾)の視点で安全な業務環境と働きやすい職場
環境の整備
③ 個が能力をみがく仕組みづくり
④ 拠点リーダー(センター長、施設長等)や次期リーダー(事業所長、主任等)の育成
⑤ 職員の人間力を高める研修の枠組みづくり
⑥ 課題解決、接遇など各拠点や事業所における人材育成強化
⑦ 職種間での横断的課題の抽出と研修、課題解決の支援・強化
⑧ 日々の業務や職場風土の改善など「小さな改革」の事例表彰の検討
⑨ 内容・プロセスを重視した表彰制度と人材育成指針を人事考課に反映する仕組みの検討