あけましておめでとうございます。ささえりあ熊本中央です。本年もよろしくお願いいたします。

 

新年のブログは虐待と高齢者の権利を擁護する活動についてお伝えしたいと思います。

 

R3年12月17日に中央区役所高齢福祉課と中央区の6つの包括支援センターが主催となり研修会を開催しました。

熊本県社会福祉士会理事の紫藤千子を講師に迎え、中央区に勤務するケアマネージャーさんを対象に、虐待の疑わしき架空事例を通じて、どの段階が包括支援センターや熊本市へ虐待の相談タイミングなのだろうかと勉強しました。

虐待と一言に言っても、身体や精神的なもの以外にも、無関心によるネグレクト・不適切な金銭管理による経済的虐待・性的虐待とさまざまです。

 

 

物忘れなどで判断能力が低下している高齢者の人権・権利を守るため、包括支援センターは通報を受理する機関でもあります。

ただ、日頃ご家族のがんばりや、介護の大変さを目の当たりにしているケアマネージャーさんは『通報』という言葉に抵抗を感じてしまいます。

研修会を通じて、私たち包括もケアマネージャーさんの『相談』窓口として日頃よりコミュニケーションをとりながら門戸を広くとっておきたいな。と思いました。

 

また、認知症など自分で自分の財産管理や介護の手配ができなくなったときに、成年後見人に通帳、年金、不動産の管理、税金、公共料金の支払いなどの財産管理、要介護認定の申請、介護サービスの契約、老人ホームの入居契約などの介護・生活面の手配をやってもらう「成年後見制度」もあります。

 

身近な方に「困ったな」「どうしたらいいだろうか」「ちょっと気になる」など、対応に迷いがある場合はお気軽にご相談ください。